
なぜ、当院では治療においてマイクロスコープやルーペの活用にこだわるのか?
歯科治療というのは皆さんもお分かりの通り微細な治療がほとんどです。
2大疾患の虫歯や歯周病の治療は、虫歯に汚染された部分の除去、神経まで汚染されていれば歯の神経の除去、歯石やバイオフィルムの除去といった原因物質の除去がまず基本です。そして、微細に破折した歯が原因で歯茎がはれたりなんてことも臨床的にはよく見られます。
これまでの歯科治療は歯科医師や歯科衛生士の経験則による「勘」とか
「感覚」といった部分に頼る事が非常に多くあり、今もそれに多く依存しているように思います。
確かに「勘」や「感覚」はなくてはならないものですし、さらに私はもともと視力が良い方なので通常の治療に全く不自由はありませんが、果たして歯科治療はこの程度の精度で良いのかと歯科医師になってからずっと考え続けていました。そんな時ある先生の講演を聞き、そしてマイクロスコープを手にして実際に口腔内を通常の3倍、5倍、8倍、14倍、21倍の拡大率で見たときは衝撃的でした。「恐ろしいほど見えるな・・・・」どんなに病態の理屈が解っても、どんなに治療の方法が解っても、特に難治療症例などではこの「完全に見える」という状況下で治療が行われなくては・・・・そう思いました。
日本のマイクロスコープの歴史は1990年代後半からで現在歯科医院での普及率は2~3%程度と言われております。まだまだ普及はこれからですが、私は確信していることが1つあります。全ての治療は確実な原因除去から始まります。それがまともにできなくてはより高度な治療の完治に行き着く事などありえない・・・と。
全ては状態をしっかりと見て基本に忠実に疾患の原因を取り除く事が大事。そんな治療をし続けなさい・・・とマイクロで治療する度に語り掛けられているような気がします。
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